アメリカン・コッカー・スパニエルのフィリップくん(生後3ヶ月)はとにかく元気いっぱい!キャピキャピの男の子!
生後2ヶ月で家族に迎えたが、甘咬みが強烈で、さらに家でのイタズラが過ぎるので困っている、とのご相談でした。
初めて会った時のフィリップくんは話に聞いていた通りとても強烈!
人が大好きなフィリップくん、わたしが家に入ると同時にテンションMAX。。ぴょんぴょん飛びつき、甘咬み攻撃で迎えてくれました。
甘咬みしているときのフィリップくんの目は充血していて、ただならぬ興奮状態。
成犬になる前に相談してもらえて良かった…と安堵しました。
いや、安堵している場合ではありません。
犬と接する時にはファーストインプレッションが大事。
「この人こんなに怖いのーーー!?」
という印象を最初に付けるのが大切なのです。
(陽気で人好き、興奮しやすい子限定。怖がりの子には向いていません)
お邪魔します、と同時に甘咬みを怒りました。
するとパタリ。甘咬みがなくなるんです。すごいですよね。
怒ると言っても叩くなど手や足を使った方法は使いません。
歯が当たった瞬間に、大きな声で、覆いかぶさって怒るだけ。
それだけで理解してくれるんです。
ご家族の方にも実践していただきました。
すると…とても驚いた様子で、甘咬みをしなくなりました。
いつもと違うぞ、という雰囲気を察したフィリップくん、その後は静かに甘えるようになってくれました。
甘咬みトレーニング終了!
次回はお散歩の練習をしましょう♪と計画していましたが、
次会ったときには甘咬みが若干残った状態でした。
「先生がいた時はいい子だったんですけど、帰ったら徐々に戻ってきてしまいました」というのは実はよくあるパターン(*_*)
その日その場でぴたりと甘咬みがなくなる子もいれば、また復活する子もいます。割合は五分五分くらいかな?
フィリップのその日の様子を見ていると、お散歩後に足を拭く時、タオルにじゃれてカプカプしていました。
お父さんはそれを許しながら急いで足を拭き続けていましたが、
そこが怒るポイントです!
人の肌だけでなく、衣類などに対して少しでも歯が当たるだけで怒る必要があるのです。
小さなことに見えますが、怒るときの注意点はこちらのこちらの3つ。
☆タイミング
☆インパクト
☆一貫性
この3つのうち1つでもつでも欠けていては犬は怒られていることを理解できないのです。
タオルをカプカプしているのに怒らなかったということは☆一貫性 に欠けているということですね。
☆一貫性 に欠けてしまうと、
「あれ?今回は怒られなかったな。あれれ?」と混乱する一方。
なので、甘咬みも残ってしまったのです。
甘咬みトレーニングは、常に咬まれることを予想しておいて、すぐに大きな声が出せるように心の準備をしておくことが大事です^ ^
フィリップくんの甘咬みはこの後どうなったのか…
次回のブログでご覧ください☺︎
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